喘息体質改善の漢方薬

私は子供の頃、小児喘息を患っていました。
季節の変わり目や、運動をした後など決まって呼吸が苦しくなり、学校の階段を上れなくなるような状態でした。
発作のたびに病院で点滴や投薬をして治療していましたが、そのたびに良くなるものの、喘息体質は治りませんでした。
喘息は空気の通り道である気管支が炎症や痰などで狭くなり、呼吸が苦しくなる病気です。
気温の変化やホコリなどで気管支が反応してアレルギー症状を起こしてしまうのですが、一生懸命息をしなくてはならない状態で、本当に苦しいものです。
しょっちゅう発作を繰り返すことで、気管支が過敏になり、さらに喘息を引き起こしやすくなります。
子供の頃は、発作が起こると布団に横になって眠ることも出来ず、母が布団を折りたたんで作ってくれた背もたれに寄りかかってヒューヒュー息をしていました。
そんな私を心配したは母、人に聞いては喘息に効くというものを片っ端から試し始めました。
最初に作ったのが、花梨の実を煎じて作る”煎じ薬”です。
よその御宅の庭になっていた花梨の実をいただいて帰り、それを煎じて私に飲ませるのですが、これがものすごく苦くて、子供にはつらい飲み物でした。
次に、母が買ってきたのが喘息治療の漢方薬です。
近所の薬局で私の喘息を相談して、その漢方薬を勧められたのだそうです。
私と漢方薬の出会いはこれが人生初となりました。
いかにも漢方薬という感じの大きな青い和紙のような薬袋のなかに、小袋に黒い粉末が入っていました。
朝、昼、晩と食事後に毎日3回飲みます。
体調の良いときも飲み続けます。
漢方薬は体質を改善することが目的なので、飲み続けることで喘息などのアレルギー体質を改善する働きをします。
この漢方薬もかなり苦くて、毎回飲むのがつらく、オブラートを利用していました。
それでも漢方薬を飲むのが習慣になって、だんだんと身体が丈夫になっていきました。
発作が起きても、以前のようにひどい状態になることはなくなり、少しずつ運動もできるようになりました。
漢方薬は即効性がないと聞きますが、私の精神的なよりどころでもあるせいもあるのか発作のときにはこの漢方薬を飲むと、呼吸が楽になるような気がします。
大人になってからは、喘息の発作を起こすことはありません。
「良薬は口に苦し」と言いますが、苦かった漢方薬は私にとって、やはり良薬です。
体質に合わせて、緩やかに作用する漢方薬は、体質改善に大きく役立つ薬だと思います。


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